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「金」とは?
こんにちはAUです!弊社は「金」を主に使用した製品を生み出しておりますが「金」って何だろう?っとふと考えると、皆さんはどんなイメージをお持ちですか?本日はそもそも金とはどんなものかを淡々と述べていきたいと思います。
金とは身近にあふれる素材です。例えば携帯電話にも金が使われていたりします。これは後述する金の加工のし易さと、電気抵抗率の小ささが他の金属にはない特性を持っているからです。
金の元素番号は79番目に位置しています。密度は19.32 g/cm3、融点は1064°C
展性・延性に優れていて、ものすごく薄く延ばすことができます。1gの金があれば約10cm四方の大きさまで広げることができます。
これが俗に「金箔」になります。また金を糸状に伸ばして「金糸(きんし)」というものも作られていたりします。
金箔と同じように糸状にするもので髪の毛より細くも加工することができます。
そして金の一番の特徴といっても過言ではないのがその「美しさ」です。
皆さんは高校生の時に「イオン化傾向」を習った覚えはありますでしょうか。
水溶液中における金属の陽イオンへのなりやすさを表したものを、イオン化傾向といいますが、要するに「錆びやすさ」をあらわしたものです。
様々な金属がある中で金は一番錆びにくい性質を持っています。
その辺の土に1万年埋めておいても、埋めた時と全く変わらないでしょう。
このことから「金は永遠の美しさ」ともよく言われます。
古くから金は自然界にそのままの状態で存在しているため、合金である鉄などよりも人類は先に金を利用してきたとされています。その歴史は古く、紀元前6000年ほどではないかと言われています。紀元前3000年のエジプト時代では装飾品として使用されるようになっていき、有名なツタンカーメンなどがそれにあたります。
エジプト時代から現代に至るまで人々は金の持つ美しさに魅了され今日に至ります。
また「価値」を持つものとしてもよく知られていますが、金はなぜ価値があるものなのでしょうか。
それは・・・・希少性です。
世界の金の総量、つまり全地球にある金の量は約24万トンほどではないかと言われています。
これは一見すると非常に大きい数字のように思えますが、決して多くはありません。
発掘されている金(今まで発見された金)は約19万トンにも及びます。
つまり残りの約5万トンほどが、未だに発見されていないものとして眠っていることになります。しかし金の発掘量は年間約3,000トンのペースで採掘されているため、このまま採掘を続けると20年前後で金が無くなるのではないかとも言われています。
なので、リサイクルや新たに金が発掘される場所を見つけるなど、各国が努力をしています。
いずれにせよ金は貴重な有限資材であり、確実にいつかはなくなります。
こうしたことから金は魅力あるものとしていつの時代も私たちを魅了しているのですね。